全Windowsユーザーは必ず入れるべし、と断言しても良いレベルのツールです。生産性爆アゲ間違いなしなので、ぜひお試しください!
なお、アップデートが頻繁のため記事の内容はすぐに古くなるかもです。この記事は2023年11月2日時点の情報です。
最新情報は公式サイトを参照してください。
PowerToysとは
Windowsのかゆいところに手が届く…そんなツールたちの集合体です。提供しているのはマイクロソフト。実質純正ですよね。
もともとWindows95時代のプロジェクトでしたが、オープンソースとして復活しました。Windows10/11時代でもバリバリ効果を発揮、というかもはやインストール必須とも言えるレベルです。
Windows標準機能にしても良いレベルだと思うんですが…噂では「Windows標準として採用されなかったけど開発者が諦めきれなかった機能たち」とも…(あくまで噂です)
見よ、この機能の多さを!
めちゃくちゃ機能が多いので、ここでは私が実際に使って手放せない機能を紹介します。
まずはインストール
まずはGitHubから自分のOSにあったPowerToysをダウンロードし、インストールします。
この記事を公開している時点の最新版は 0.75.1 になります。ほとんどの人は一番上の PowerToysUserSetup-0.75.1-x64.exe で問題ないかと思います。
ユーザー単位ではなくホストそのものに導入したい場合は Machine wide を選択しましょう。
MシリーズMacでParallels Desktopなど利用してWindows使っている人はARM64版で。
ダウンロードしたexeをポチポチすればセットアップが完了します。
さっそく使ってみよう
一部機能でエクスプローラーの拡張などあるのでインストール後の再起動をオススメされますが、任意のタイミングでもOKです。まぁ最近のPCはSSD化により再起動も苦ではないのでサクッとしておくのが無難かもです。
上の方のキャプチャの通り、めちゃくちゃ機能が多いです。
その中でも私が手放せない機能をいくつか紹介します。
Image Resizer
エクスプローラーで選択した画像ファイルをサクッとリサイズしてくれる神機能です。もちろん複数ファイルでも一気に作業できるので、ハマる人にはウルトラ時短になる機能です。
私は仕事で経費精算のとき領収書の画像を先方に送らないといけないフローがあるんですが、最近のスマホで写真撮ると無駄に高画質=ドデカファイルサイズになるんですよね…。1ファイルが2MBとかになるので、月ごとに何10ファイルもあるとそれだけでかなりのサイズになってしまいます。
どうせ相手も画面で確認するだけなんだから、PC画面で読めるサイズまで小さくしても問題ないわけです。
そんなときにエクスプローラーから複数の画像ファイルを選択して、右クリックでサクッとリサイズ=容量圧縮できてしまうのはまさに神機能です。
こんな感じでサイズがデカい画像たちをすべて選択して右クリック
「画像のサイズ変更」があるので選択して…
サイズはフルHD(1920×1080)くらいあればPC画面で十分に確認できます。オプションとして「元の画像のサイズを変更する」にチェックを付けているので元ファイルがそのままリサイズされますが、元ファイルを置いておきたいときはチェックを外しましょう。
実行するとスッキリ小さくなりました!
ちなみにアスペクト比は元画像のものが維持されるので、へんに歪んだりすることはありません。(長辺でリサイズする)
PowerRename
ファイルを一括でリネームする神機能です。開発者は必須 of 必須の機能じゃないでしょうか…。
例えばテストファイル名に日付が入っていて、その日付で読み込むファイルを制御している…などの処理を作った場合、過去の日付だったり変更するのが大変ですよね?(←超ニッチな状況)
そんなときにPowerRenameがあればイッパツで変更できます。
こんな感じのテストデータがあったとします。システムによって最初に日付だったり最後に日付だったりYYYYMMDDなのかMMDDなのかバラバラなこともあると思います。それはそれで問題ですけど
そんなときにフォルダで右クリックすると…PowerRenameが選択できます。
左側で置換したい文字列と、置換後の文字列を入力するだけ!ここでは日付部分の「1023」を「1102」に変更するように入力しています。
正規表現も使えるし、拡張子を一気に変更することもできます。あとは適用ボタンを押すだけ。超便利。
Color Picker
画面上のカラーを教えてくれるシンプルなツールです。ショートカットキーを覚えたらすぐに起動して色を確認できる神機能です。WEB屋さんは必須ではないでしょうか。知らんけど。
デフォルトでは [Windows]+[Shift]+[C] で起動します。
WEBのトンマナ合わせとかに大重宝するでしょう。
Keyboard Manager
キーの再マップツールです。控えめに言って神機能です。
私は Caps Lock を Ctrl に、Print Screen を Caps Loack に再マップしています。
普段はHHKBを使っているんですが、HHKBはCtrlキーがほとんどのPCのCaps Lockの場所なんですよね。いわゆるUNIX配列に近い。
HHKB使っていない時、つまり他のキーボードはCaps Lockが鎮座してるわけなんですが、Caps Lockなんて使わんでしょ?ということでHHKBライクにCtrlに置き換えている…という使い方。
ThinkPad で有効にしているけど、めちゃくちゃ快適になりました。
その他
- FancyZones
ウインドウレイアウトを予め作成しておいて、ピタッとはめる機能。ウルトラワイドモニターにしてから使う機会が逆に減ったかな… - マウスユーティリティ
いろいろ設定できるけど、Ctrlキー2度押しでマウスポインタの場所がすぐに特定できるのは便利 - スクリーン ルーラー
サクッと画面上のサイズを計測できるのと、境界までのピクセルを確認できるのでUI作る人には神機能。WEB開発でも重宝するかも
全部入りがすばらしい
まだまだ機能はあるけど、どれか1つでもハマる機能があればインストールする価値はあると思います。
ここで紹介した機能はぶっちゃけフリーソフトとかでもあるんですけど、実質マイクロソフト純正でしかもPowerToysをひとつ入れるだけですべて使える…ってのが魅力的なポイントかと思います。
更新頻度も高く、知らぬ間に機能が追加されていくこともしばしば…。ぜひツールを使いこなして生産性爆アゲしていきましょう!
それでは良いWindowsライフを~
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